木製ブロックつみっくを積上げて上図のような手順で住宅を造ることになります。
このページへではつみっくを利用して家を建てる、パーティションを設置する時の手順の概要をご説明します。
まず土台には木製の高さ30 mmのベースガイドボスがモジュールごとに配置され(左図)ブロックの凹部分が嵌(は)まり,固定されます。
土台からはアンカーボルトとは別にブロックを上下方向に緊結するためのボルト鉄筋をのばします。
互い違いに積層したブロックの最上部には長い桁を渡し,前述のボルト鉄筋で各ブロックを締め付けることにより大面積で一体型の壁面を構築されます。
緊結することで細胞(Cell)のようなブロックから大きな壁面(Wall)をつくれるので,この工法を「WallCell(ウォルセル)工法」と名付けました。
1820 × 910 mmの合板1枚から空洞を5個もつ長さ500 mmのレギュラーブロック1個ができます。材料がスギ合板なので重量が比較的に軽く,このサイズでブロック重量がほぼ5 kg,モジュールあたりの設計重量は1 kgとなります。
また,上図に示すように凹凸の嵌合部はそれぞれ1/30勾配の テーパー が付いているために施工(ブロックを積みこんでゆく作業)が容易になりました。
施工の際,この部分には接着剤を用いない(乾式)のでボルト鉄筋のナットをゆるめ,桁を外すとブロックは簡単にはずせます。このことによりブロックは繰り返し再利用できますし,建物の移設も可能になりました。
木製ブロックつみっくを更に楽しむために、これまでの事例をご紹介いたします。
●「ささやか安心空間」組立てアルバム
出雲市立浜山中学校、東京ビッグサイトジャパンホームショー2008のアルバム写真集です。
●「ささやか安心空間」備蓄時「学習小空間」
島根県出雲市立浜山中学校にて「学習小空間」の写真集です。
(PDFファイルになります。画像をクリックしたらPDFファイルが表示されます)
●災害時避難所のプライバシー確保「ささやか安心空間」と「つみっく学習小空間」
「ささやか安心空間」と「つみっく学習小空間」が詳しい説明が書いてあります。
(PDFファイルになります。画像をクリックしたらPDFファイルが表示されます)
●「自閉症児のための絵で見る構造化」-校内の限られた空間を効率よく利用する
中学部で、個人の活動スペースを確保する工夫が詳細に渡ってイラストでまとめてあります。